下関市営中央霊園芝区にて、芝規格C型の新規墓石建立工事
ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。下関市から北九州を中心に、お墓専門にお仕事をさせていただいております、天の石材の天野です。下関市営中央霊園芝区にて、芝規格C型の新規墓石建立工事をお任せいただきましたので、ご紹介いたします。
下関市営中央霊園・芝区 新規墓石建立工事 石種:中国産 吉林白(芝規格C型)
今回は、下関市営中央霊園の芝区でのお墓の建立をご依頼いただきました。中央霊園は市営霊園の中でも最も広い霊園で、芝区も広々とした開放的な環境です。芝区では、年に1回使用者の募集が行われています。
こちらがお墓を建てる場所です。以前当選されて、そろそろ建立期限が近付いてきたのでご相談くださったそうです。市営霊園では、墓地の取得から5年以内にお墓を建てる決まりになっています。
また、芝区では建てられるお墓の規格が決まっていて、A型・B型・C型の3タイプの中から選んで建てることになります。両隣のお墓はA型で、棹石の形が真四角なのが特徴です。B型とC型は棹石の正面が斜めに加工されていて、C型は台座と棹石の間にくぼみ(淀加工)がありません。くぼみがなく汚れが溜まりにくいので、近年はC型が人気になっています。
お客様も「汚れが溜まりにくい」ということから、C型をお選びになりました。こちらは彫刻の内容で、正面はご家名、左側面に建立年月と建立者の方のお名前を彫刻します。お名前の部分は赤色を入れます。文字やレイアウトなどは自由なので、お客様にご確認いただいて決定しました。
また、今回は香炉に家紋を彫ることになりました。「家紋が分からない」とおっしゃっていましたが、お手持ちの喪服に家紋が入っていることが分かり、そのお写真を送っていただいて参考に原稿を作りました。
家紋は「違い鷹の羽」と呼ばれるものでした。作成した原稿をご確認いただいて、ご納得の上、当社に工事をお任せいただけることになりました。
工事が始まります。中央霊園は、このような広々とした参道があります。
据え付け工事の前に、まずは周りの草刈りを行いました。この時期はまだ霊園全体の草刈りが入る前でした。
納骨室は霊園既設のコンクリートカロートです。時間が経って汚れているので、中をきれいに洗浄して、底に化粧砂利を敷きました。蓋石は前後に2枚に分かれています。
カロートの蓋石を閉めて、奥側に一番下の土台の石を設置しました。
台座の上に棹石を設置し、手前に拝石を据えました。
花立や香炉を置いて、設置工事完了です。今回使用したのは、中国産の吉林白という標準的な白御影石です。スッキリとした明るい仕上がりになりました。形や寸法は、すべて霊園の規格に則っています。
香炉の家紋は黒色を入れて、細かい部分もくっきり表現できています。その下の拝石は、両端に手をかけるくぼみを設けて、開閉しやすいようにしました。
今回は生前墓なのでご納骨はありませんが、現地でお引き渡しをさせていただきました。建立期限が迫っていたので少し心配されていましたが、「これでひと安心です」と、まずは完成が間に合ったことに安堵されたようでした。このたびは当社に工事をお任せいただきましてありがとうございました。
今回は、下関市営中央霊園でのお墓の建立をご紹介いたしました。中央霊園は、市営霊園の中でも一番人気の霊園です。随時募集はなく、募集・抽選が年に1回、秋頃に行われています。今回ご紹介した芝墓地は特に人気があります。募集情報は、市のホームページや市報などでお知らせがありますが、当社でもアナウンスをさせていただく予定です。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
今回、お墓づくりをお手伝いさせていただいた「下関市営中央霊園」の基本情報をご紹介します。
・運営主体:下関市 >>「下関市営中央霊園」(「市営墓地・霊園」下関市公式ページ)
・所在地: 山口県下関市大字井田(マップ)
・特徴: 市営墓地の中では最大の霊園。施設や設備も充実しています。