下関市営中央霊園の芝区にて、棹石の追加彫刻と色の入れ直し工事

ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。下関市から北九州を中心に、お墓専門にお仕事をさせていただいております、天の石材の天野です。下関市営中央霊園の芝区にて、棹石の追加彫刻と色の入れ直し工事をご依頼いただきました!

竿石追加彫刻と色直し 下関市営中央霊園・芝区 石種:山口県産徳山石

知人からお墓の追加彫刻をご希望のお客様を紹介いただきました。そのほかにもお墓のことでお悩みがあるということで、まずはお墓を確認させていただきました。

 

ご相談いただいたお墓は、下関市営中央霊園の芝区にありました。お客様のお立ち合いはなく、区画番号を伺ってスタッフのみで確認を行いました。お客様は、「お墓の彫刻の色が取れかけているのが気になるので、追加彫刻と一緒に入れ直しをしてほしい」とご希望でした。事前に伺っていた通り、正面の文字の彫刻は色がほとんど取れている状態でした。

 

棹石の左側面は、建立年月と建立者の方のお名前が彫刻されていました。こちらもほとんど色が残っていません。平成12年の建立ですので、20年以上が経って経年での劣化と考えられますが、芝生墓地は普通墓地に比べると地面に近いので、環境的にも比較的色落ちが早い可能性もあるかもしれません。

 

棹石の背面に亡くなられた方のお名前が彫刻されていました。中央霊園の芝生墓地の洋型規格墓では、こちらに彫刻する決まりになっています。今回は、この左端に新しいお名前を彫刻します。この面はまだ少し黒色が残ってはいますが、はがれてしまっている箇所もあります。

 

香炉は、線香立が取れてしまっていました。本来は、真ん中に空いている穴に差し込んで接着されているものです。彫刻にあわせてこちらも修理を行います。現地を確認して、工事内容のご説明、お見積りを差し上げると、当社にご依頼いただけることになりました。

 

追加彫刻と色の入れ直しが完了しました。

 

お墓正面です。今回は棹石を取り外して持ち帰り、工場で追加彫刻を行い、設置後に現地で色の入れ直しをしています。大きく彫刻されたご家名は色がきれいに入りました。壊れていた線香立も修理し、香炉の家紋の色も入れ直しています。

 

側面です。建立者の方のお名前には朱色が入っていましたので、黒色で入れ直しをしています。設置後は目地をしっかり打って仕上げました。

 

背面のお名前部分です。既存の彫刻の文字とサイズや書体をあわせて原稿を作成し、お客様にもご確認いただいた上で彫刻しました。既存の彫刻にも色を入れ直して、全体に違和感のないように仕上げました。

お客様にはLINEでお写真をお送りし、工事完了をご報告させていただきました。追加の彫刻も無事終わり、色もくっきりときれいに入ったことをご確認いただき、「安心しました」とホッとされていました。当社に追加彫刻のご依頼をいただきまして、ありがとうございました。お墓のことで何かお困りの際は、またいつでもご連絡くださいませ。

今回工事をさせていただいた「下関市営中央霊園」の基本情報をご紹介します。
・運営主体:下関市 >>「下関市営中央霊園」(「市営墓地・霊園」下関市公式ページ)
・所在地: 山口県下関市大字井田(マップ)
・特徴: 市営墓地の中では最大の霊園。施設や設備も充実しています。