色の入れ直しで、気持ちよくお参りできるお墓へ。下関市営中央霊園・普通B区

ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。下関市から北九州を中心に、お墓専門にお仕事をさせていただいております、天の石材の天野です。下関市の市営中央霊園普通B区にて、墓石の文字色の入れ直しをご依頼いただきました。
今回ご紹介するのは、下関市営の下関市営中央霊園での施工事例です。下関市の市営墓地の中では最も大きな霊園です。詳しい場所はこちらでもご確認いただけます。

下関市大字井田 下関市営中央霊園 普通B区 墓石色直し

お寺のご住職様から、お墓のことでお悩みのお客様をご紹介いただきました。「文字の色が取れてしまっているので見てほしい」というご希望で、下関市営中央霊園にお墓があるということでしたので、区画番号等を伺って、まずは現地確認をさせていただきました。

 

ご家名が入っているお墓正面です。もともと白色が入っていましたが、それが取れかけていて、汚れも入ってしまっているようです。

 

背面です。平成6年建立ですので、30年以上が経っています。こちらも経年による劣化でほとんど取れてしまっています。細かい文字は、ここまで色が取れてしまうとかなり読み取りづらくなります。

 

家紋です。ペイントがはがれて下地も見えている状態でした。

 

こちらは、同じ区画の中にあったもう一つのお墓です。「南無阿弥陀仏」のお念仏が彫刻されています。こちらも経年で色がはがれています。また、水垢等の黒い汚れが溜まっているのも分かります。

 

香立ての香の文字にも白色が入っていたようですが、ほとんど取れています。「他の部分もメンテナンスが必要なら見てほしい」とお話をいただいていましたので全体を確認したところ、少しズレがある以外は状態もよく、特に大きな問題はありませんでした。ご報告をすると、今回は色の入れ直しのみを正式にご依頼いただくことになりました。

 

色の入れ直しが完了しました。白色がくっきりと鮮やかに入り、文字が読み取りやすく、明るいお墓になりました!

今回は色の入れ直しに合わせ、ズレを直して全体を簡単に水洗いして仕上げました。白色は塗り重ねることで色がきれいに表現できますので、今回も数回塗り重ねて仕上げています。特にお墓の正面はお参りされるときに一番に目に入るところなので、きれいになると気持ちよくお参りいただけます。

 

背面です。白と朱色を丁寧に入れ直しました。色の入れ直しでは、もともと残っていた塗料をきれいに取り除いてから、新たに色の入れ直しを行います。残っていた塗料がはがれる時に新しい塗料も一緒にはがれてしまう可能性がありますので、耐久性を高めるために古い塗料は一旦きれいに取り除きます。

 

家紋です。細かい模様部分もきれいに色が入ったので、くっきりと明るくなりました。

 

もうひとつのお墓もこの通りです。文字の縁の部分についている水垢等は取り除いてから色入れを行っていますので、すっきりきれいになっています。

 

背面は、建立者の方のお名前を朱色から白色へ変更して入れ直しました。

 

香立ての文字も丁寧に入れ直しています。当初はご主人様からご連絡をいただき、その後は奥様とLINEを使ってのやり取りで進めさせていただきました。仕上がりにはご満足いただけたご様子で、「ありがとうございました」とおっしゃっていただました。きれいになったお墓を、気持ちよくお参りいただければ幸いです。このたびは当社にお墓のご相談をいただきまして、ありがとうございました。

今回は、下関中央霊園でのお墓の色の入れ直しをお任せいただいた事例をご紹介いたしました。中央霊園は、下関市営の霊園の中では最大級の霊園です。一年を通して様々なご依頼をいただきますが、ご納骨のお手伝いや追加彫刻はよくいただくご相談のひとつで、建立者の方のお名前等の朱色から黒や白への入れ替え、劣化した目地の入れ直しなどもあわせてご依頼いただくことが多いです。ちょっとしたメンテナンスですが、ご納骨や法要のタイミングであわせて行っておくと気持ちよくお参りいただけます。お墓の汚れや目地切れ、色の入れ直しなど、お墓のことで気になることがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。